〔194〕雲仙岳 (1,359m)

    標高差:517m
累積標高差:903m

2011年03月23日(当時61歳)


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長崎県雲仙市小浜町
登り:2時間28分(国見岳経由、普賢岳まで)
下り:1時間35分(普賢岳から)
トータル:4時間18分 (休息時間含む)
ウィキペディアから
  長崎県の島原半島中央部にある火山で千々石カルデラの外輪に位置する。 広義では普賢岳、国見岳、妙見岳の三峰、野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山の五岳からなる山体の総称。
「三峰五岳の雲仙岳」と呼ばれる。主峰は普賢岳(ふげんだけ)だが、現在では1990年(平成2年)から1995年(平成7年)にかけての火山活動で形成された平成新山(へいせいしんざん)の方が高い。
また平成新山は長崎県最高峰でもある。
Road Map :長崎道を諫早ICで下りて、R57を南下し県道128号線で雲仙温泉を目指す。
Route Map:池の原園地から仁田峠まで遊歩道を歩き、妙見岳、国見岳、普賢岳を周回する。
普賢岳 紅葉茶屋 休息ベンチ 仁田峠 展望台 池の原園地
10:25 10:44 11:01 11:29 −−− 12:00
日本二百名山』 雲仙岳の最高峰は平成新山であるが '11年現在は入山禁止となっていた。
池の原園地 仁田峠 妙見駅 妙見岳 国見岳 紅葉茶屋 普賢岳
7:42 8:10 8:38 8:50 9:16 9:48 10:10
前日の移動
  多良岳登頂後は ”有明海の湯”に入浴し、島原半島に引き返し
道の駅 ”みずなし本陣ふかえ”で車中泊とする。
当日の天気
  昨日よりは随分と天気は良くなったのだが、平成新山の山頂だけ
厚い雲で覆われている。 これ以上日程を変えることは出来ないので天気が悪くても泣く泣く登ることにした。
妙見岳(1,333m)
国見岳(1,347m)
普賢岳(1,359m)
早朝に島原から見た ”平成新山”、晴天下で見たかったなー。
雲仙岳
  今回の遠征で一番登りたかった山なので晴天下で大展望を楽しみたかったが、毎度の如くそうはさせてくれなかった。 いつもの様に「雨が降らなかっただけマシ」と慰める。
背振山に移動する
  距離が遠く、一般道を走ると日が暮れてしまいそうなので、泣く泣く高速道路を使うが、平日なので諫早ICから東背振ICまで走っただけで1400円となった。 イタイ!
下山1時間04分にて ”仁田峠”に戻ると、 ”平成新山”がばちり見えているではないか。
この運の悪さは持って生まれたものでどうしようもない。
駐車場がオープンされ沢山の観光客がかっ歩していた。
仁田峠駐車場の反対側の遊歩道から展望台に上がる。
”雲仙岳”は見た目程のきつさを感じない山域であった。
仁田峠へ戻る道はほとんど水平道となる。
振り返れば ”平成新山”が望めた。
ここにも ”普賢岳”周回路、”平成新山”への登山口があったが、
他の個所と同じく入山禁止となっていた。
これが解禁されたあかつきには歩いて見たいものだ。
下山36分にて ”休息ベンチ”のある広場に着く。
落葉樹木で展望は悪いが、この辺りは
散策道的で楽に歩けた。
”紅葉茶屋”からは ”薊谷”をどんどん下って行く。
妙見岳から国見岳への尾根筋は妙義山を思わす迫力がある。
”普賢岳”からの下山19分で ”紅葉茶屋”に戻り、
整備された道を下って行く。
下山時に ”妙見岳”を見る。
妙見岳からの道は穏やかであったが山容には迫力があった。
祠の奥には ”平成新山”への道があったが、紅葉茶屋と同じ入山禁止
の看板が立っていた。 濃いガスであるが、風が強いので時たまガスが
切れて平成新山が見える時がある。 見えると言っても薄っすらと
シルエットが見えるだけなので、しばしガス切れ待ちをする。
山頂は寒いので早々に山影になる祠まで下りる。 何やら搭が
建っていたので登ってみるが ”秩父宮殿下登頂記念碑”と
書かれているだけだった。 登って損した。
強風でカメラが巧くセット出来ないが、憧れの山なので記念撮影を
しておく。 次に来る時には後ろに ”平成新山”が聳えているはずだ。
2時間28分にて ”普賢岳”(1,359m)に着く。
紅葉茶屋からなら22分の行程となる。 360°の大展望と
思われる山頂はガスガスで目の前に聳えているはずの
”平成新山”(1,486m)もまったく見えなかった。
2時間27分にて山頂に着いたと思ったが、祠が祭られて
いただけだった。 山頂へはこの右手を登る必要がある。
後半は登山道らしい道となり、登りに気合が入る。
自分的にはこんな道が大好きだ。
溶岩石の道をダラダラと登って行く。
2時間06分にて普賢岳への分岐である ”紅葉茶屋”に
着く。 名前からお茶屋さん、もしくはその建屋跡がるもの
と思っていたが、まったくその形跡は何も残っていなかった。
普賢岳周回路、平成新山への登山道があったが、入口には入山禁止の
看板が立っていた。 最近、この道を整備して途中まで行ける様にし
ているとの情報があったが、この入口では無かったのか?
分岐からは整備された階段道をどんどん下って行く。
分岐に戻り普賢岳へ向かう。 分岐には普賢岳への
注意書きがあったが、ならば ”国見岳”へは
ハイキングコースなのか?
山頂には二つの温度計が括り付けらており、
一つは壊れ、もう一つは−3℃を示していた。
我が温度計は0℃であり、体感的にも0℃が合っていると思う。
あっけなく分岐から11分にて ”国見岳”(1,347m)に着く。
急登ではあるが直登なので短時間で登れた。 残念ながらガスで何も見えない。
カヤの枯れ枝に成長した ”エビのしっぽ”は
エビに成り切れない中途半端な姿だった。
霧氷の旬は過ぎている感じだ。
直登なのでくさり場も出てくるが普通に登れた。
”国見岳”は見上げる急峻さで聳えている。
登山道はジグを切ってくれれば良いのだが、ほとんど直登だった。
1時間23分にて ”普賢岳”への分岐に着く。
まずは ”国見岳”に登り、その後、分岐に引き返す予定。
振り返り歩いて来た尾根を見る。
前方に見える ”国見岳”はガスに覆われたままだ。
霧氷のトンネルの中を ”国見岳”側へ下って行く。
穏やかな道を進み1時間08分にて ”妙見神社”に着く。
神社の後ろが ”妙見岳”の様であるが、妙見岳の山頂へは
登らせてくれない様だ。 (道があるのかも知れないが・・・)
妙見岳方面を見ると霧氷で一面真っ白になっていた。
暖かいであろう九州に霧氷を見に来た訳ではないが、
思わぬ御褒美に有難く眺めさせて頂く。
どこから見ても同じ景色であるが、標高分だけ見える範囲が広がって来た。
案内板に釣られ ”展望台”に登ってみる。
R・Wの ”山頂駅”の周辺にはトイレ、土産物屋、東屋が点在していた。
展望台より ”有明海”の入口、”島原湾”を見る。
もやっていて確認出来なかったが、この一郭に ”道の駅”が見えているのかも知れない。
”妙見駅”屋上展望台からの眺め。
車で仁田峠まで来て、R・Wでここまで来れば歩くことなく、この展望が楽しめる。
”仁田峠”から28分にて ”R・Wの ”妙見駅”に着く。
妙見駅の屋上が広い展望台となっていた。
更に登った地点から振り返り見る。ゴルフ場の向こうに
聳える ”矢岳”(940m)は中々男前の山容をしていた。
登り途中からR・Wの ”妙見駅”を見る。
ここから ”妙見岳”は見えているのか、隠れているのか判らない。
少し登った地点から広い ”仁田峠”の駐車場を振り返り見る。
散策道途中の小さな展望台には下山時に余力があれば行ってみたい。
”鴛鴦の池”は「おしどりのいけ」と読むらしいが、こんな漢字読めるかえ!
”妙見岳”へのハイキングコースに入る。 この辺り一帯は
ドウダンツツジ”に覆われており5月末の花時は綺麗と思うが、
白花なので赤く染まる紅葉の方が綺麗かも知れない。
仁田峠よりR・Wの山頂側、妙見駅を見る。
28分にて ”仁田峠”に着く。 まず驚いたのは駐車場の広さであり、
トイレと土産物屋もあるが、まだ仁田峠への有料道路(770円)が開門しておらず人影は見られなかった。
仁田峠までの行程の約半分辺りから升目の階段道と
なる。 軽トラのオヤジが早々と下山して来た。
仁田峠までの往復を散歩していた様で、平成新山は
ガスで見えなかったとの寂しい情報を貰う。
”池の原園地”からは簡易舗装された
緩やかな登りの道が伸びる。
気温0℃、7時33分に出発するが、車の中に財布を忘れ、
しかも車をロックしていない事に気付き、引き返す。
7時42分に仕切り直しの出発となる。 ”池の原園地”は
芝生広場が3つ程あり、格好の遊び場となっていた。
”池の原園地”の駐車場にはトイレもある。 軽トラが一台停まって
いたが、人影は見られない。 この辺りの天気が良いのだが山頂付近は
どうなんだろう?
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